開店資金 〜開店するにはコレだけ必要〜
スポンサーリンク |
飲食業の開店資金で必要とされる金額は、大きく分けて「物件費」・「設計・工事費」・「設備・備品類費」の3種類です。 「物件費」は保証金などを含む店舗の賃貸に必要で、保証金は6ヶ月分〜1年分など、物件によって差が有ります。 「設計・工事費」は、テナントなどは内・外装なしの状態で渡されるので、それに掛かる工事費用です。「居抜き」と呼ばれる現状渡しの場合は必要ないですが、権利金(造作譲渡料)が掛かります(無料の場合も有り)。 最後に、「設備・備品類費」です。厨房機器や空調などの設備から、汁器・イス・テーブル・メニューBOOK・制服などの備品類に掛かる費用です。 開店資金は、それぞれのお店によって変わってくるので、一概にいくらとはわかりませんが、一般的な目安を紹介します(居抜き物件の場合はもっと安くなります)。
フルサービス(レストラン)の開店資金レストランのようにフルサービスを行う業態は、一番資金が掛かります。中規模の30〜50坪で3000万円〜5000万円程度が相場ですが、某高級志向のフランチャイズでは、最低資金が1億円とされています(物件所得費別)。 カウンターサービスの開店資金カウンターサービスの場合、レストランよりも少ない資金で開店可能です。一般的な20〜30坪での開店資金は、1000万円〜2000万円ぐらいです。 レストランよりも資金が少なくなる理由は、カウンターを活用することにより小さなスペースでの営業が可能なことと、ある程度メニューを絞った店舗になることから、厨房設備に掛かる資金も少なくなります。 テイクアウトの開店資金ハンバーガ・カフェや、お弁当屋さんのようなテイクアウト店舗の開店資金は、10〜15坪で600万円〜1000万円ぐらいです。テイクアウト中心の場合、テーブル・イスや汁器などに掛かる費用が少なくなります。飲食店ではもっとも開店資金が少なく、手ごろにはじめられる業態です。 開店資金の内わけ開店資金でもっとも大きな割合を占めるのは、内装工事費です。一般的なレストランで、30〜50坪の場合、2000〜3000万円が相場です。内装工事費の坪単価は、一般的に50万円前後とされています。 次に厨房設備で、これは1000万円程度です。その他備品類や運転費用に1000万円。 開店資金の算出方法まずはメニューを煮詰め、必要な厨房機器や汁器を考えて、その他備品類も考えます。これら「設備・備品類費」は変更点が少なく、必要資金の計算が成り立ちます。 あとは物件によって変動してくるのですが、「居抜き」と呼ばれる現状渡しの場合では状態によって設備や工事費(造作譲渡料)が大きく変わります。 私の場合、まず厨房機器だけで150万円。厨房道具・汁器・その他備品類で150万円の計300万円を計算しています(中古主体)。 あとは物件によって変動していくのですが、賃貸・保証金込みで150万円(田舎なので結構ある)、造作譲渡・リニューアル費用に500万円の計650万円。物件は資金の関係上居抜き物件(無料or格安造作譲渡料)しか考えておりません。 すべて合わせて950万円に、運営資金を加えて最低でも1200万円〜1500万円は必要だと計算しています。 開店資金リサイクルマート 中古品も扱っている厨房機器専門店です。価格の参考にどうぞ。 |
スポンサーリンク |